「会社に遊びに行く」と具体的に何をして遊んでもらえるのか知りたかったので会社に遊びに行ってきた

January 5, 2016 by Yudai Suzuki

最近よく「会社に遊びに行く」というのをよく聞くようになったけど、具体的に何をして遊ぶのかよく考えたらわからなかったので、「会社に遊びに行く」という風潮を作った(と自分は思ってる)Wantedlyさんに遊びに行ってきた。Wantedly経由で。

きっかけ

最近人づてで採用を行う際に、「会社に遊びに来てください」って言って実際に遊びに来てもらうことになったものの、いざ当日になって「会社に遊びに行くって具体的に何するんだろう」って思ったのがきっかけだった。

その日は結局遊びに来てくれた人とずっと話をしていて、具体的に下記のような話をしたとなんとなく記憶してる。

  • 会社について
  • 会社が運営しているサービスについて
  • 運営してるサービスのシステムについて
  • 給料について
  • 労働時間について
  • コードの書き方について
  • 福利厚生について

最近また1人遊びにきてもらったけど、基本的な内容は同じだったと思う。ただ、1回目は中途採用の募集要項が無かったので、システムについての話は募集要項と絡めて、もう少し踏み込んで話をした気がする。他には、新卒採用のプロジェクトもみんなでやってるから手伝ってほしい的な話もした記憶がある。

そんな感じだったので

じゃあ自分が遊びに行く立場になってみようと思って、せっかくなのでWantedlyさんに行ってみた。

幸い、RubyKaigi1日目の寿司に目が眩んで「話を聞きに行きたい」ボタンをクリックしてたので、すぐ話を聞きに行けた。あと、業務時間内の様子が見たかったので業務時間内に行った。

遊びに行って

何をして遊んだか、結論から言うとずっと話をしてただけだった。内容については覚えてる範囲で、こんな話をしてたと思う。

  • 自分が会社でどんなことをしてるのか
  • 自分がプログラマーになったきっかけ
  • Wantedlyさんのエンジニアについて
  • お互いのサービスについて
  • 会社の文化について
  • サービスのミッションとゴールについて
  • 社長について
  • お互いの前職の話とか
  • 業務スペース軽く覗く
  • Wantedly Culture Book 2016年度版もらった

具体的に何を話すとかは決まってなくて、遊びに行ったり誘ったりするってことは少なくともお互い興味は持ち合ってるはずなので、自然と会話が弾んだ。

遊んでくださった方も、いつも対応するときは具体的に何を話すか決めてないとおっしゃってた。

結論

自分がやってたこととそんな変わらなかった。話す内容もこうして箇条書きにしてみると普通話す事だよねという感じがする。話す内容以外で今の所自分のノウハウはこんな感じ。

  • 誠実に対応する
  • 時間は1時間程度で終わらせるのがいいと思う
  • 短期的な効果を期待しない
    • 会社の評判を地道によくしたり、口コミを狙ってさらに遊びに来る人を増やしたり、最終的に面接に来そうな人を地道に増やす活動
    • 気長にやっていこう
  • 当たり前だが、採用面接ではない
    • ここ勘違いした人がやると、遊びに来た人が萎える
  • 遊び相手は遊びに誘った人がする
    • 特定の職種の人が遊びに来たからといって、その職種の人が対応する必要は無いと思う
      • 例えば、エンジニアの人が来たからといって、エンジニアが必ずしも対応する必要は無いと思う
      • 今回遊び相手してくださった方が広報の方だったのでそう思った
      • でも人による
    • 特定の職種や、特定の内容や、特定の人の話が聞きたければ遊びに行く側がそう言った方がいい
  • 誠実に対応する
  • 遊び相手をする人は、会社とサービスのミッションとゴールについてぐらいは理解して話せた方がいい
    • 遊び相手の方がそれをちゃんと話せる方だったので、会社の魅力をちゃんと伝えてくれたと思う
    • 職種が異なってても今回楽しめたのはそれがあったからだと思う
      • でも人による
  • 給料の話はするべき
  • 誠実に対応する
  • 誠実に対応する
  • 誠実に対応する

そういえばペパランチョンにも以前行ったんだけど、やっぱり同じ感じの内容を話した記憶がある。

会社に遊びに行く文化いいですね

遊びに行く側と遊び相手両方やったけど、お互いをよく知るための取り組みとしてはとてもいいと思う。もっと広まってほしい。みなさんもっと会社に遊びにいくといいですよ。

そして、Wantedlyの方がおっしゃってた

「彼氏彼女とおつきあいする前に、お互いを知りたくて知るためにデートするじゃないですか。それと一緒です。」

っていうのがとてもしっくりきた。

一方で、遊び相手をした人は遊びに来てくれた人に情が湧きやすくなってしまうので、本格的な採用面接時にフラットに評価する仕組みやガイドラインは考えておくべきだと思った。(リファラルリクルーティングも同じ問題抱えてると思うんですがどうしてるんですかね。知見吸いたい)

それに対する直接的な対策ではないけど、Wantedlyさんでは採用候補の人と1日一緒に実務をやってみるという試みもしてるようで、非常に興味深かった。

直接関係無い話で

Wantedlyさんってネットで見る広報的な記事見て「チャラチャラしてんなこいつら」とか思ってあんまり良い印象持ってなかったけど、中の人と話したり業務中の雰囲気見て、実際はそうでもないなと思った。(これも遊んでくれた方に言った)広報活動はいろいろ模索してるっぽい。

とても楽しくて有意義な時間を過ごせたし、行く前よりずっと会社に良い印象を持てたので、「遊びに行く」という施策の効果は得られたと思う。

最後に

Wantedlyさん、ありがとうございました。

© 2017 | Onigra | Powerd by Hucore theme & Hugo