昇進するとありがちなこと: 自分がやってた仕事をする人がいなくなる

February 22, 2024 by Yudai Suzuki

概要

昇進するとありがちなこととして、これまで自分がやってた仕事をする人がいなくなるので、突然現場が回らなくなるということがある。
文章にするとすごくバカっぽいんだけどマジであるし(自分がなった)、偉くする側もマジで意外と気づかない。

どういうこと?

偉くなる人は仕事の中で見落とされがちなディテールに気づくことが多く(俗に言う「落ちたボールを拾う」)、トラブルを未然に防ぐ能力があることが多い(多いよね?)。そういう点を評価されて偉くなることが多い(多いよね?多いと信じたい)。

なので、それやってた人がいなくなって、とたんに現場でトラブルが頻発してエスカレが沢山回ってくる様になる。しかし、人にやらせる立場になっちゃったので、人にやらせることになる。
しかし、やらせようとしてもできる人、やりたい人が少ない or いなくて困る。落ちたボールを拾う仕事は継承するのが難しい。

考えられるソリューション

  • 偉くなる打診を引き受ける際に、後継者指名と教育を行うことを条件にする
    • いわゆる徒弟制度(アプレンティスシップ)
    • 期間は6ヶ月(根拠は無い)
    • 自分がこれまでやってた仕事を気兼ねなく振れる人が存在するのは非常に精神衛生上良い
  • 1名採用する
    • 1人役割が変わると、順番に一人ずつ役割が変わっていき、最終的に末端に辿り着く
      • つまりメンバーが1人不足する
      • なのでJob Descriptionを作成し、面接して採用し、オファーを行うまでをやる
  • 上記2つを管理職チュートリアルとする

感想

数千人規模、数十年存続している大企業は知らんが、数百名規模の中小企業ではそんなに珍しくないことだと思っている。
人事オペレーションは大企業の方が充実してると思うので、一度見ておきたかったなとよく感じる。

Q&A

  • Q: 要は引き継ぎしろってこと?
    • A: そうです
  • Q: そんなうまくいく?
    • A: 現実は厳しい

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